陸自AH64ヘリ墜落、直撃の2軒のほか7軒で被害 陸自が確認

陸自AH64ヘリ墜落、直撃の2軒のほか7軒で被害 陸自が確認

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陸自のヘリ墜落

佐賀県神埼市で陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが墜落した事故で、陸自は11日、同日午前8時までに、墜落したヘリが直撃した民家2軒のほかに、現場から約200メートルの範囲で7軒に被害が出ているのを確認したことを明らかにした。ヘリの部品が屋根を貫通したり、倉庫の壁に穴があいたりしているという。


小野寺五典防衛相が同日、墜落事故の謝罪のため、佐賀県の山口祥義知事と会談した際に提出した資料で示した。
陸自は、10日から約1千人態勢で、ヘリの飛行経路にあたる約8キロで、落下物や被害がないか調査している。

事故の原因はメインローターの不具合

佐賀県神埼(かんざき)市で陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが住宅に墜落した事故で、エンジンの出力をメインローター(主回転翼)に伝える「メイン・ローター・ヘッド」と呼ばれる部品の強度に不具合があった可能性が浮上していることが防衛省への取材で分かった。陸自が組み立てたり接合したりした箇所ではなく、メーカーから納入された状態で取り付けられた部品そのものが破損していたという
陸自は8日、墜落現場となった住宅の敷地からヘッドの残りの部分やエンジンなどを回収した。今後、部品のメーカーからも聞き取りをしながら事故原因の特定を進める。
防衛省によると、事故機に4本あるメインローター(長さ6・35メートル、幅51センチ、重さ約70キロ)は通常、ボルトやピンによってヘッドと接合されている。

墜落現場から南東約500メートル付近の用水路で見つかった1本のメインローターは、ヘッドの一部と接合された状態で見つかり、ヘッドの根元から破損していた。また、墜落現場の住宅の敷地からは、ほかにメインローター2本が見つかっている。
事故機は1月18日から2月4日までの間、定期整備を受け、ヘッドはこの間に交換された。防衛省によると、陸自側でローターとヘッドを接合する一方、ヘッドについては組み立てられた状態の新品がメーカーから納入され、そのまま取り付けられたという。このため、ヘッドの強度そのものに不具合があった可能性が浮上したという。
陸自トップの山崎幸二陸上幕僚長は8日の記者会見で、事故について改めて陳謝したうえで「揚力がある限り、パイロットは操縦しながら民有地を回避するが、(今回は)突然揚力を失い、墜落している。通常では考えられない事故だ」と述べた。

今年度4回目!連続する事故

近年、自衛隊の航空機事故は増えており、本年度だけでも4件起きている。新年早々、沖縄でヘリコプターを3回も不時着させた米海兵隊を非難できない。昨年5月には北海道北斗市の山中に陸上自衛隊の連絡偵察機が墜落し、乗員4人が死亡。

8月には山口県岩国市の海上自衛隊岩国基地で輸送ヘリコプターが横転して乗員4人が負傷した。

同月、青森県沖で哨戒ヘリコプターが墜落、乗員3人全員が死亡。

10月には浜松市の沖合で航空自衛隊浜松基地で救難ヘリコプターが墜落し、乗員4人が死亡した。

今回の事故を含めると、年度内に13人が死亡している。
事故原因が操縦ミスと判明した例もあるが、今回はメインローターの不具合が関わるとすれば、同じミスでも整備ミスの疑いが濃厚となる。
元航空自衛隊航空事故部長の永冨信吉元空将補は「事故は整備が終わった直後によく起きる。正しく整備されたか見るのが飛行テストであり、その際に整備ミスが原因の事故が発生するからだ。飛行テストを行うのは資格を持ったベテラン操縦士なので操縦ミスは考えにくい」と話す。

AH64は、調達時に値段が高騰!導入計画が見直されたことも

AH64は不遇な機体だった。陸上自衛隊は2001年の機種選定の際、米陸軍が採用し湾岸戦争で使われた実績があることや、全天候で索敵できる射撃統制レーダーを搭載した「世界最強のヘリコプター」であることを決め手と考えて、採用した。
問題は価格だった。既存のAH1が1機約30億円だったのに対し、AH64の価格は2倍の約60億円。しかも価格は年を追うごとに高騰した。


2008年度防衛費の概算要求では1機83億円となり、さらに調達断念を決めたことから、ライセンス生産している富士重工業の設備投資などの経費およそ400億円が、08・09年度で調達する3機の価格に上乗せされた。そして結局、08年度のAH64は、事実上「1260億円」という常識外れの高値となり、この年は購入を断念せざるを得なかった。のちに価格を見直して調達したのである。
調達断念の理由は、製造元の米ボーイング社が陸上自衛隊の調達した「ブロック2」という型番の機体の生産をやめ、「ブロック3」に移行すると決定したことによる。富士重工業でブロック2を造り続けた場合、米国製部品の値段が跳ね上がり、調達を継続できないほどの高値になることが判明したのだ。
米ボーイング社は「陸上自衛隊の調達開始から20年間はブロック2を製造する」と約束していたが、米国防総省がAH64を含む兵器類を見直したことを受け、ボーイング社もブロック2の製造中止を決めた。
この事例からもわかる通り、防衛省が航空機を導入する際、毎回のように浮上するのが見通しの甘さだ。価格高騰を見通せなかったのはAH64が初めてではない。例えばF2戦闘機も予定では1機約80億円のはずだったが、最高で122億円まで値上がりした。
また、今年1月に三沢基地に1機だけ配備されたF35戦闘機は、いまだに機関砲と短距離ミサイルが撃てない「ただの飛行機」のままとなっている。防衛装備庁によると、ソフトウェアはようやく完成したものの、来年3月、10機態勢で発足するF35の飛行隊編制に間に合うかどうかは不明という。
どこか「人ごと」のような空気が漂うのが防衛省の武器購入の特徴といえる。
「虎の子」のAH6413機のうち1機が失われた。何より大事な隊員2人が亡くなり、自衛隊が守るべき国民に被害を与えた事実は重い。防衛省・自衛隊は緊張感と使命感を持って、国防の任務に向き合わなければならない。

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