スピードスケートチームパシュート女子 高木美帆 勘違いでヒヤリ

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スタート時に失速
今季世界記録を連発してきた女子団体追い抜きの日本。2分56秒09でオランダに次ぐ2位で1回戦は突破したものの、冒頭に失速し、ひやりとさせる一幕があった。
フライングと勘違い?
スタート直後のカーブに入るところで、先頭の高木美帆(日体大助手)が突然上体を起こし振り返った。すぐ滑走姿勢に戻したが大きく失速。一時は同走した中国に後れをとった。
だが、姉の高木菜那(日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(高崎健康福祉大)とともに落ち着いて差を詰め、最後は中国を突き放した。高木美帆は「スタートの号令に合いにくかった。次は過信ではなく自信を持って臨みたい」と気を引き締めた。
そもそもチームパシュートとは?
チームパシュート(team pursuit)は、自転車競技のトラックレースやスピードスケートで行われる競技形態。団体追い抜き(だんたいおいぬき)とも呼ばれる。
スピードスケートでは、1チームは3人で構成され、男子は400mリンクを8周(3,200m)、女子は同6周(2,400m)でのタイムを競う。
追い抜いた時点で決着となるほか、3人目のブレードの一番後ろがゴールした時点のタイムが記録される。
オリンピック競技として、2006年のトリノオリンピックから正式採用された。勝ち残り式トーナメントで行われ、1回のレースで2チームがメインストレートとバックストレートの中央から同時にスタートし勝敗を決める。
チームの1人当り「先頭を走行する周回数」に上限は無いものの(事実上あり。後述)、最低でもチーム全員が1周は先頭を走行しなくてはならないため、男子では1人6周、女子では1人4周が必然的に1人が先頭を走行する上限となる。また、ゴール時には上述の「3人目のブレードの最後尾がゴールした時点」が記録となるため、3人横一線に並んでゴールが基本である。
女子団体パシュートのメンバーは、1500メートルで銀メダル、1000メートルで銅メダルを獲得した中長距離のエース、高木美帆選手を中心に、姉の菜那選手と佐藤綾乃選手、それに菊池彩花選手です。
女子団体パシュートは、3人1組で隊列を組み、先頭を交代しながら女子は6周を滑ります。日本は今シーズン、世界記録を3回マークしていて、金メダル獲得が期待される種目です。
選手たちは、ゆっくりと滑って足の運びを合わせたあと、速いスピードでカーブワークや先頭交代のタイミングなどを確認し、氷の上で40分ほど、調整しました。
高木美帆選手金メダル獲得へ各選手の意気込み
高木選手は今月14日の女子1000メートルで銅メダルを獲得したあと「自分の全力を出しても、1番になることができない歯がゆさはある。団体パシュートではチームジャパンとして一致団結していきたい」と話していました。
序盤と終盤でチームを引っ張ったエースの高木美帆選手は「スタートの号令が合わせにくく、ミスが出てしまった」と、スタート直後に一瞬スターターの方を向いた場面を振り返りました。
その上で「パシュートに取り組んできた時間はどの国よりも長いと思うので、自信を持って準決勝に臨み自分たちのレースをしたい」と意気込んでいました。
佐藤綾乃選手
「スタートまでの時間が長いと感じてしまってミスをしてしまった。準決勝ではきょうのレースのようなミスをしたくないので、気を引き締めて滑りたい」
高木菜那選手
「スタートでミスが出てしまったが、焦らずにペースを維持できたことは日本の強みだと思う。準決勝、決勝もしっかりと滑りたい」
女子団体パシュートは、全8チーム中、上位4チームが今月21日の準決勝に進み、その日のうちに決勝が行われます。
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