日本、北朝鮮対話の可能性は?

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安倍晋三首相が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談の可能性を探り始めました。結末が気になりますね。
韓国、アメリカにおいていかれないよう対策が急がれる!
核・ミサイル問題の打開に向け、4月末に南北、5月末までに米朝の首脳会談が行われる流れとなる中、日本政府も対話を模索しなければ、日本人拉致や中距離ミサイルなど日朝間の懸案が放置されかねないとの危機感からだ。
菅義偉官房長官は14日の記者会見で、日朝首脳会談の可能性を問われ、まずは南北・米朝会談の行方を見極める考えを示した上で「核・ミサイル・拉致問題の包括的解決に向けて何が最も効果的かとの観点から、今後の対応を検討していきたい」と含みを残した。
拉致問題を棚上げさせない
拉致問題の解決は安倍政権の最重要課題だ。米朝首脳会談が9日に決まると、首相はトランプ米大統領との電話で「拉致問題の解決に力をお借りしたい」と要請。
13日の徐薫韓国国家情報院長との会談でも、拉致問題の解決も課題だと念押しするのを忘れなかった。
ただ、日本人拉致問題は米韓とも当事者ではなく、国家安全保障局幹部は「最後は日朝で決着させるしかない」と日本政府の粘り強い対応が必要なのを改めて強調した。
ミサイル開発の日本への脅威
米朝が日本の頭越しで核・ミサイル問題の交渉を進めれば、日本に届く中短距離ミサイルの保持を容認したまま、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発凍結だけで折り合いかねないとの疑念も残る。
政府高官は「金委員長は冷静に物事を見ている」と金氏への評価を一変させ、会談実現へ意欲をにじませた。
自民党の踏ん張りどころ、支持率回復か?
森友学園をめぐる決裁文書改ざん問題で安倍政権は苦境に立たされており、局面転換の意味合いもありそうだ。
自民党関係者は「官邸が日朝会談実現へ動くことは十分あり得る」と見る。一方、野党は「森友問題から話題をそらせたいのではないか」と勘ぐる。
もっとも、会談実現は容易ではない。北朝鮮が過去に日朝対話に前のめりになったのは米国との橋渡しを期待したからで、「今は日本に関心がない」(政府筋)との見方もある。
日本から対話を呼び掛ければ足元を見られかねず、外務省幹部は米朝首脳会談の行方を注視する考えを示した。
北朝鮮との対話に向け韓国とも調整開始
【ワシントン時事】河野太郎外相は17日午前(日本時間同日夜)、訪米中の韓国の康京和外相とワシントン市内で会談した。
南北・米朝首脳会談を控え、北朝鮮から具体的な行動を引き出すため、日米韓3カ国の緊密な連携を確認した。
河野氏は「過去の教訓を踏まえ、北朝鮮に最大限の圧力をかけ続けていく立場を堅持する必要がある」と訴えた。
康氏も「北朝鮮を核・ミサイルの放棄に向けた具体的な行動に転じさせるには、最大限の圧力が必要だ」と足並みをそろえた。
河野氏は、北朝鮮の完全で検証可能、不可逆的な非核化を実現するため、国際原子力機関(IAEA)による査察の重要性を強調。北朝鮮が応じる場合、査察に要する初期費用を日本政府が支援する意向を伝えた。
拉致問題をめぐり、河野氏は4月末の南北首脳会談で取り上げるよう求めた。康氏は「拉致問題の解決に向けて日韓でしっかり連携していこう」と応じた
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