北海道地震、新千歳空港再開も大混雑で混乱、文句が相次ぐ
- 2018.09.07
- 地震

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9月7日、1日ぶりの再開
朝から大混雑
運航が再開した新千歳空港では7日朝から、スーツケースを手にした大勢の利用者が国内線へと続くエスカレーターや空港施設の外に並び、大混雑となりました。
航空会社のカウンターでの対応が始まったのは、午前10時頃、払い戻しや予約の変更などで利用者が殺到しました。
あまりの混雑具合に
「いつまで並ばなければならないんですか」と職員に詰め寄る旅行者も見られました。
個人的には、あれだけの地震があったのにたった1日で復旧した職員にそんな態度は、いかがなものかとも思うところですが、余震の恐怖や早く家族の元へ帰りたいという気持ちもわかるような気がします。
滞在を伸ばす人も
友人と遊びに来ていた大阪府枚方市の会社員の男性(51)は6日に戻れず、滞在を1日延ばしました。
「飛行機が飛んでくれるといいですが」と力なく話していました。
災害に会い疲労が溜まっていることが伺えます。
実家に帰省する人の流れも
再開後初めての飛行機が7日午前10時50分頃、成田空港から到着から新千歳空港へ到着しました。
札幌市内の実家に帰省する千葉県船橋市の会社員の男性(25)は、「到着できて良かった。両親の無事は確認できていた。友達にはこれから連絡を取りたい」と話していました。
災害にあった家族を支援するために帰省する人もかなり多いようです。
実際に食料品は、不足していますし、家の中は、めちゃくちゃなので人の手が借りたい状況が良くわかります。
新千歳空港が1日で再開できた訳
今回これだけの地震にもかかわらず、たった1日で航空機の運航が再開されました。
なぜこんなに早く空港が復旧できたのか?
今回の地震では、空港のターミナルビルが大きな被害を受けました。
ターミナルビル内では、天井のパネルが落下したり、配管から水が漏れたりと大きな被害を受けた様子が報道されました。
しかし、幸いにも滑走路や管制塔の被害が小さくすぐに運航を再開することができたのです!
9月7日の運航状況
国土交通省新千歳空港事務所によると、国内線は7日に再開したが、通常の6割程度の運航本数となっています。ちなみに国際線は再開のめどがたっていない状況です。
羽田空港からは同日午前9時50分頃、新千歳に向けた第一便が離陸しました。
出発ロビーにはキャンセル待ちの客を呼び出すアナウンスが頻繁に流れ、航空会社のカウンターには、航空券を求める行列ができていました。
羽田便に乗っていたハワイで行われた長男の結婚式に夫婦で出席した札幌市中央区の女性(58)は、前日夜は羽田空港近くのホテルに宿泊し、航空機の運航再開を待っていました。
「やっと帰れる。家がどうなっているか心配。食料品が不足していそうなので、食べ物と飲み物を買って帰ります」と不安そうに荷物を抱え、搭乗口に向かっていました。
新千歳空港は7日、昼前に運航が再開されたものの、大きな荷物を抱えた利用者らがターミナルの出発ロビーに殺到するなど混乱が続いていました。
「ひとまず家に帰れる」と喜ぶ声が聞こえる一方で、チケットが確保できない人も相次いで「先が見通せない」という声も出ていました。
9月8日の状況は?
電力の供給が6日夕から復旧し、夜通しで各システムを点検。運航再開にこぎつけたが、全日空と日航によると、8日も午前中を中心に31便の欠航が見込まれています。
JR北海道は、7日昼ごろに北海道新幹線の運行を再開、空港に接続する快速エアポートの路線も復旧しました。
新千歳空港の混乱は、2016年の12月23日以来
二つの発達した低気圧が接近した影響で、北海道は12月23日、大雪となり、空の便の欠航や鉄道の運休が相次ぎました。新千歳空港(千歳市)では過去最多となる約6000人が足止めされ、空港内で一夜を過ごしました。
24日午前は、天候が回復に向かい、欠航は一部の便にとどまっているが、空港内は搭乗手続きを待つ利用客で混雑しました。
この時は、滑走路の除雪が修理し、到着する航空機がある一方で、JRなどの交通機関が復旧できず、空港に到着できない人のキャンセルと空港へ泊まっている人への振り替え作業で窓口がパンクし、航空機が出発できずに空港が飛行機だらけになり大混乱になったことがあります。
新千歳空港は2日連続の大雪に見舞われた。22日は224便が欠航し、23日は2本の滑走路が約6時間半にわたり封鎖され、284便が欠航しました。
ターミナルビルを管理する北海道空港は、利用客らに毛布と寝袋をそれぞれ4000枚配布したが、足りずに自衛隊千歳基地から毛布4000枚の提供を受けけて対処しました。
自衛隊からこうした支援を受けるのは過去に例がないという。空港内で2晩を過ごした観光客もいました。
隣の自衛隊千歳基地もフル稼働
今回の地震でも航空自衛隊の千歳基地は、復旧活動の拠点となっています。
【平成30年北海道胆振東部地震に係る災害派遣】
9月7日、海上自衛隊 第61航空隊(厚木)所属のC-130R輸送機は、昨日に引き続き、緊急消防援助隊の車両、隊員及び救援物資(毛布等)を航空自衛隊千歳基地まで輸送しました。
#海上自衛隊 #災害派遣 #北海道 #地震 pic.twitter.com/tZw8F1iJnY— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) September 7, 2018
苫小牧では、海上自衛隊が船を出して支援を行っています。
いち早く復旧して欲しいですね!
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